7月20日(木)、21日(金)に仙崎港にて、山口県立大津緑洋高等学校の生徒を対象に「東駿丸」の船内見学会を開催いたしました。この見学会は内航船の労働環境や船内生活を体感し、船員の疑似体験をすることで内航船員への興味を持ってもらうことや、就職先として選択肢に加えてもらうことを目的として企画し、東ソー㈱や仙崎海上保安部、萩農林水産事務所など関係各所の協力を得て実現しました。
　また、SDGsを意識した社会貢献イベントとして位置付け、航行中の寄港可能な港を選定し、復路を活用した省エネで効率的なイベントとして立案・実施しました。

　見学会では、３年生14名と教職員3名が操舵室・船首尾・荷役甲板・居住区・機関室をツアー形式で見学し、係船機・主機エアランの実演、電子海図・レーダーを使用した舵の体験、フルハーネス装着体験、乗組員への質疑応答などを行いました。
　係船機・航海計器・主機については実際に作動させた上で操作方法・仕組みを伝え、航海中の雰囲気を疑似体験しました。特に操舵室では、船の周囲を観測出来るライブカメラ映像を操作・見学し、安全運航に配慮している点に関心が集まり、最新技術に目を輝かせながら学んでいきました。

生徒からは「実際の船を見たことで船乗りになる実感が湧いた。」「実際に働いている船員さんとのコミュニケーションを通じて、船への憧れが高まった。」と感想が聞かれ、有意義な見学会となりました。

　今後も業界全体を見据え、内航船や船員という職業に関心を持って貰えるようなPRイベントを模索し、魅力を発信していきたいと思います。
　

この見学会については下記メディアでも掲載されております。ぜひご覧ください。
https://www.kaijipress.com/news/shipping/2023/07/177172/　「海事プレスonline　2023年7月27日」
https://www.jmd.co.jp/article.php?no=288811　「日本海事新聞web　2023年8月2日」
「日刊新周南　2023年8月4日紙面」