東ソー物流株式会社

News Release 新エチレン輸送船「霞陽」竣工

東ソー物流株式会社(本社:山口県周南市、代表取締役社長:稲毛 康二)は2023年8月17日(木)に、エチレン輸送船「霞陽(かよう)」(以下、本船)を下ノ江造船株式会社(本社:大分県臼杵市)にて竣工いたしました。

当社は東ソー株式会社(本社:東京都港区 以下、東ソー社)の国内エチレン輸送を担う船舶を運航しており、エチレンは極めて可燃性、引火性が高く、十分な安全対策を実施する必要があります。本船は従来運航していた船舶の老朽化を受け、安全・安定輸送を継続する目的で更新いたしました。

本船は、ガス状のエチレンをマイナス103度まで冷却して液体で輸送できる、国内でも数少ない特殊な船舶です。主に東ソー社 四日市事業所(三重県四日市市)から南陽事業所(山口県周南市)向けのエチレン輸送を予定しており、安全面として航海中の映像を撮影、記録、保管ができるライブカメラを搭載し、本船全体の確認ができるシステムを導入しております。
加えて、乗組員の居住環境改善として衛星放送受信設備・インターネット環境設備を整備し、居住区照明や航海灯にLED照明機器を採用したことで省エネにもつながる設計としております。また、従来運航していた船舶から輸送能力が増加したことで輸送コストの抑制が期待でき、環境にも配慮した船舶となっております。

自社エチレン輸送船は2020年12月に建造した「翔陽(しょうよう)」に続き、2隻目となりました。
当社は東ソー社および東ソーグループ各社のサプライチェーンの一翼を担うとともに、安全・安定輸送と環境負荷低減を両立させた持続可能な物流の実現を目指します。

【「霞陽」の概要】
全長     :73.90m
全幅     :13.50m
総トン数   :1,593トン
載貨重量トン数:1,593トン
輸送能力   :1,000トン/航海
建造造船所  :下ノ江造船株式会社

【会社概要】
本社 :山口県周南市野村1丁目23番15号
社長 :稲毛 康二
設立 :1951年7月
資本金:12億円(東ソー株式会社100%出資)
売上高:508億円(連結:588億円)
社員数:約740名(連結:約1,650名)

【本件に関するお問い合わせ先】
東ソー物流株式会社
 東京支社 海運営業部 03-5446-0877
 本社 経営管理室 0834-63-0077

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