東ソー物流株式会社

国立波方海上技術短期大学校へ「霞陽丸」号鐘を寄贈

7月15日(土)、35年間エチレン輸送に従事した「霞陽丸」は役目を終え、解撤となりました。その長年の航跡を形として残すため、本船より号鐘を陸揚げし、9月15日(金)に国立波方(なみかた)海上技術短期大学校へ寄贈いたしました。

贈呈式では、同校の卒業生であるコーウン・マリン㈱山下取締役より野村哲也校長へ号鐘を手渡しました。野村校長からは「液化エチレンという特殊な貨物を35年に渡って輸送してきた本船については、関係者の想いはひとしおのことと思う。そのような貴重な装具を寄贈いただき、感謝申し上げると共に、教職員や学生たちへ経緯を説明し、船員育成の教材として歴史を繋いでいきたい。」とお言葉をいただきました。
また、佐々木熊太郎学生課長は「貴重な記念品を寄贈いただき大変感謝している。号鐘は本来、視界不良時の信号の他に、当直などの船の時を知らせることを役割としている。今後は、長年の安全運航を維持した霞陽丸にあやかり、将来の航海士や機関士を目指す学生たちの成長の時を刻むべく、大切に扱っていきたい。」とおっしゃっていました。

当社のエチレン輸送は「霞陽丸」から「霞陽」へ引き継がれていきますが、旧船への皆様の想いや歴史は、これからも学生たちの憧れや希望を紡いで参ります。

私の輝ける世界は、ここにある。


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